仙骨の歪みはいろいろな症状を引き起こす
仙骨とは、背骨の下方に位置し、骨盤の中央にある逆三角形の形をした骨です。
生まれて間もないころは、5つに分かれていますが、成長するにつれて融合し、大人になると一つの骨になります。
仙骨部の皮膚は薄いため、転倒した際に打ち付けると、骨折する危険性が高い部位とも言えます。
外側からでも突起している状態が分かりますので、仰向けで寝ていると体重により圧迫され、しびれた感じがしてきます。
健常者は寝返りによって、しびれを解消できますが、寝たきりの高齢者は、圧迫が継続されて床ずれになってしまいます。
仙骨部は床ずれになりやすい一番の箇所なのです。
足を組む癖がある人は、歪みが生じ、腰痛や便秘、冷え性などの症状が出ることもありますので、注意が必要です。